エラストマー

マルチ周波数・温度分散測定

3つの測定を1度で実施。1度の測定で3条件の粘弾性データを得ることができる試験モードが「マルチ周波数・温度分散」です。通常の温度分散測定を3つの異なる周波数で連続測定します。3つの測定を1度で行うため時間とコストの節約のみならず、温度と数水準の周波数に依存する粘弾性データが得られます。測定後は3つの異なる周波数の粘弾性データが得られるため、温度と周波数に依存するサンプルの粘弾性特性がより明らかになります。1度で3つの測定!

エラストマー温度・周波数依存性の3次元グラフ

上記グラフはE*複素弾性率(またはE’,E”)の温度と周波数への依存性を3次元でプロットしています。特に興味深いのはガラス転移温度は周波数が高くなると高温側に移動することがわかります。ガラス転移領域で弾性率は3桁以上低下しながらも温度と周波数への依存性を示します。動的負荷を受ける製品(タイヤ、ダンパーなど)の温度や周波数への依存性を解明することは製品開発に欠かせない情報です。
動的負荷における製品(タイヤ、ダンパーなど)の温度や周波数の依存性を知ることは製品開発において必須の情報です。

カーボンブラック充填エラストマーのひずみ依存性

グラフは動的振幅へのE*複素弾性率(またはE’,E”)とtanδの依存性を示しています。興味深い点は動的振幅が大きくなるにつれE*複素弾性率は低下し、tanδの値は上昇しています。また、グラフから動的振幅の変化によりサンプルの粘弾性特性が線形から非線形へ移行していることも判ります。ひずみに依存する粘弾性特性の解明は材料の用途開発において極めて重要な情報です。

エラストマーの初期ひずみ(静的ひずみ)への依存性

初期(静的)ひずみを5%〜100%に変化させる動的粘弾性測定。
グラフはE*複素弾性率(E’またはE”)とtanδの初期(静的)ひずみへの依存性を表しています。引張モードにおいて粘弾性データはサンプルの形状(フォーム・ファクター)に影響されますが、適切なサンプル形状(サンプル長さを幅・厚みに対し十分大きくする)によりこの影響を回避することができます。イプレクサーのダブルドライブは大きな初期(静的)ひずみを与えることが可能でき、本例のように100%もしくはそれ以上のひずみを与えられます。動的振幅は一定に保たれていても静的ひずみが大きくなるほどE*複素弾性率(E’またはE”)は上昇し、tanδの値は低下する傾向は興味深いと思われます。

製品ラインナップ

動的粘弾性測定
イプレクサー25N〜500N
動的粘弾性測定
イプレクサー2000N/4000N
動的粘弾性測定
イプレクサー6000N/8000N
動的粘弾性測定
ガボメーター2000N/4000N